実家のペットの猫の仕草あれこれ

私の実家で買われているペットの猫は、いつもリラックスしている印象です。猫はリラックスすると何となく焦点がぼんやりとした目をするそうですが、実家の猫はまさしくそんな感じだと思います。耳も前を向いていますが、これも誰にも敵意が無い、どこにも警戒心が無いという証拠なのでしょう。このように実家の猫がいつもリラックスしている背景には、実家で暮らす父や母が怒ったり強い口調で話したりしないということがあるでしょう。何しろ、私の実家の家訓は「一生に三度だけ怒ることを許す」ですから。猫は怒ったり興奮したりすると毛を逆立てますが、私の実家の猫に限って言えば、ただの1度もそのような様子を確認したことがありませんでした。その理由も上記の通りです。

実家の猫は爪とぎも行いますが、きちんと爪とぎ用の板を使って爪とぎを行ってくれます。トイレもちゃんと猫砂の上でしてくれます。キャットフードなど餌を盛る皿に倒したり過度に汚したりしません。両親が停年退職していて猫のしつけをする余裕があるからなのでしょう。

猫が人間に対して体を擦り付ける行動ですが、これは猫が人間に懐いているという意味ではなく、猫が人間に自分の匂いを付けているということなのです。甘噛みや前足で飼い主を交互に押す行為は、子猫時代の名残であるということが、猫の専門家の見地からは言えます。我が家の猫は少なくとも私の両親のことを信頼しています。

ここから先は科学的にはどういう意味なのだ家は分からず、多分実家の猫だからこその行動だと位置付けています。実家の猫はテレビで特定のお笑い芸人を見ると、飼い主である両親の方を向いて目をぱちぱちさせます。何かお笑い芸人に関しての感想めいたものを頭の中で思い浮かべているのでしょうか。ある時、実家のペットの猫は冷蔵庫の前で立ち止まっていました。家族は「もしかして期限切れの食べ物があるのでは?」と思って冷蔵庫を確認しましたが、すると少しいたんだ小松菜が冷蔵庫から発見されました。ペットの猫にも、食物の賞味期限の概念があるかどうかは別として、これには家族も助かったと猫に感謝しています。

私が家族から聞いたペットの猫についての話は、科学的に説明できるのが8割、できないのが2割、と私は勝手に決めつけることにしています。説明できない2割の出来事に関しては、シンプルな答えを求めないことこそが猫と飼い主との間の成熟した関係を築き上げるに重要なのだと信じ、あえて曖昧にしておきます。

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